Message

矢作ダム完成50周年に寄せて

地域の皆様からのメッセージ

根羽村 村長 大久保 憲一

大久保 憲一

矢作川の源流に位置する当村では、1914年に明治用水土地改良区が「水を使う者は自ら水をつくれ」との崇高な理念のもと、560ha余の山林を取得し水源林として管理造成をしてきました。森林を整備することが水をつくり、洪水等の自然災害を未然に防止するという考えを、今から100年以上も前に自ら実践された皆さんに、改めて敬意を表するところであります。

昨今の想像を超える自然災害が多発する中で、安全・安心な国土形成のためには、森林の整備や遊休荒廃農地等の整備、また洪水調整や適切な水管理を行うダムの果たす役割は大きなものがあります。2000年の東海豪雨時には、当村でも山腹崩壊や道路、河川、農地等に大きな被害が発生しました。その時の矢作ダムに大量に流れ着いた流木の多さに驚愕したことを今でも鮮明に浮かんできます。このダムがなかったら流域はどうなっていたのか、改めて考えさせられた事実でありました。50周年記念の折にダム本堤の内部の見学をさせて頂きました。数々の歴史をしっかりと受け止めてきた矢作ダムに改めて感謝をしたいと思います。流域治水の重要性が叫ばれている中で、これからもしっかりと流域を守り、そして支えて行ってもらいたいと思います。

令和4年2月吉日

根羽村 村長 大久保 憲一